私はひきこもりから回復した者です。小学校、中学校はなんとか頑張ってきましたが、高校で不安が強くなり、行けなくなってしまいました。理由は自信がなかったからです。何をするにもうまくやれないという不安が 先に立ち、同級生の存在が恐くなったのです。

なんとかしようともがきましたが焦りが増すばかりで、うまくいきませんでした。希望を失い、自殺を図りましたが、未遂に終わりました。しかし、それ以後、自分の部屋からも出ることができなくなりました。奇声を発したり、母親に暴力をふるい怪我をさせてしまったり、自分も家族も疲れきっていました。

そんな時、支援団体の人から手紙をもらったのです。やがて訪問をしてくれるようになりましたが、不安が強かったので、会うまでには半年近くかかりました。ゆっくり私のペースにあわせ、どこに行くにも、何をするにも寄り添ってくれたのです。

その人自身、引きこもりから回復された人で、どうすれば同世代との間についた差を縮められるのかなど、具体的に私に示してくれました。回復までの道のりを示してくれたのです。また、うまくいかなかったという記憶に支配されていたことと、家族との関係がうまくいかなかったこともあり、海外という新しい環境で様々な体験をしました。そのことも回復に大きな効果がありました。

1年、2年と いろいろな体験をしたことで小さな自信ができました。小さな自信を積み重ねていくうちに、それは自分の中で大きくなり、社会に出て行くことができるまでになったのです。30才になっていました。かって私を支援してくださった団体で、今は私が昔の私のような青少年に寄り添って支援をしています。自分の経験がすべてではないですが、少しはお役に立てるのではないかと思っています。

プログラム責任者 青木美久




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